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スタッフのブログ

冬のチューリップ

掲載日 2017年12月15日

こんにちは。

今日は曇り空で、底冷えがします。それでもお客様はお見えになってくださり、うれしい限りです。
バラ園も剪定に入り、すっかり冬模様ですが、旬の野菜の収穫体験や彩りのある場所もありますので、楽しんでお帰りくださいね。

オータムチューリップとしてお知らせしていた、キッチン菜園のチューリップ。これから彩りのある場所となりそうです。最初のピークは過ぎたのですが、時間差植えつけをした、第2弾の蕾が出揃い、じきに見頃となりそうです(オータムではなく、ウインターと呼ぶ方がしっくりきますが)気温が低い分、ゆっくりと開くと思います。クリスマス頃に開花が揃うとうれしいですね。

そのチューリップについて、お客様からご質問がありました。菜園には春ではなくこの時期になぜチューリップが咲いているのか、にお答えする説明書きの看板が立っています。その中に‘抑制栽培’と書かれているのは‘促成栽培’の間違いではとのことでした。
なぜ、今?にお答えする時、「球根を冷蔵して冬が来たと勘違いさせて、温めると春になったと芽を出すのです」とお話していました。大筋は確かにそうなのですが、この説明では来年の春咲くはずの球根を早めに咲かせていると思われるのは無理のないことです。

チューリップ球根の生産では花を咲かせずに取り、葉が枯れるまで光合成させて太らせてから、夏から秋にかけて掘り上げて貯蔵します。それが、秋以降市場に出回るのですが、アイスチューリップの場合、今年の秋ではなく、昨秋の球根を一年余り、冷蔵し夏に凍りつかない程度に(この温度管理がそれぞれの技のようです)冷凍して発根させてから、温度を上げてポットに植えつけ芽出しをさせたものを植えつけることになります。
そう、来年咲くものを今年咲かせる(促成)ではなく、今年の春咲くものを秋まで温度管理して遅らせて(抑制)咲かせるのです。その分コストと手間はかかりますね。なので、最近は南半球の秋掘り球根(3月頃ですよね)を空輸して1年の冷蔵期間を半年に短縮するやり方もあるそうです。

人間のわがままのようでもありますが、クリスマスに外でチューリップを見られるのは人間の技術開発の努力の賜物でもあるのですね。そう思うと咲いたチューリップにも‘ご苦労さん、頑張ったね’と声をかけたくなります。

Salis

写真1、2枚目は今朝のチューリップ花壇の様子
3、4枚目は11月中旬の最初の開花の様子



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